こんにちは。 立春がすぎ、暦では春なのに、まだまだ寒さが続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか? さて天まちサロンでは、只今の期間「ひな人形」にまつわる作品を展示しています。 展示している作品は「薩摩糸びな」「垂水人形」「帖佐人形」の3作品です。
まず「薩摩糸びな」ですが、もともとは江戸初期から作られたものと伝えられています。顔と髪が麻糸で出来ているのが特徴で、麻は強く丈夫で生まれた子供が健康に育つようにと、顔と髪に用いています。
次に「垂水人形」と「帖佐人形」です。 垂水人形と帖佐人形は鹿児島の三大人形(あと1つは東郷人形です。)で、垂水人形は江戸時代から作らたもので、帖佐人形は朝鮮出兵の時、島津義弘公が、現地の陶工達を連れ帰り、焼き物を作りましたが、故郷を偲んで慰み作られたのが始まりです。 垂水人形も帖佐人形も一時は衰退の時もありました。 人形は昔から3月の女の子の節句や5月の男の子の節句に飾られ、厄事災難を除き、出世開運を願い、子供の成長や健康を祈願して人形が作られています。
どの作品もかわいらしく、落ち着きのある作品ですので、天文館に来られた際は是非覗いてみてください★